例年のとおり、総会終了後、特別講演会を開催します。
講演内容は、現在、非常に注目をされている半導体実装関係、ならびにイノベーション経営に関する2件です。
奮ってご参加ください。
- 日時:2025年6月20日(金) PM2:30~4:30
- 会場:早稲田大学理工学部( 62W号館 1階大会議室)
- 参加費:会員無料、非会員(一般)5000円、非会員(学生)1000円
- プログラム
1) 雨宮隆久氏(FICT株式会社 代表取締役社長)
「G-ALCS(積層ガラス基板)による実装ニューパラダイムの創成」
概要:人工知能 (AI) の急速な社会普及に伴い、電力需要は大幅に増加し、エネルギー効率の向上が喫緊の課題となっています。同時に、低遅延ネットワーク社会の実現には、高速かつ大規模なデータ伝送が可能な高度な技術が必要とされています。ワット当たりの性能を最大化するための努力が高密度チップ集積の開発を推進する一方で、従来の有機基板は機械的および電気的な限界に達しつつあります。
それらを解決する画期的なソリューションとして、ガラス基板はその優れた特性により注目を集めています。しかし、実用化に向けては、Through-Glass Via (TGV) 製造に伴うプロセスの問題や破損しやすいといった課題に対処する必要があります。
これらの革新的な概念を共有し、ガラス基板の技術的な課題を探求し、パッケージおよび基板技術の進歩に対する潜在的な影響を議論することにより、包括的なソリューションとして新しい多層ガラス構造を紹介します。このアプローチは、複数のガラス層上に回路を形成し、電子部品を埋め込むことにより、機能の垂直統合を可能にし、高付加価値チップパッケージングの新しいパラダイムを創出します。
2)清水 洋氏(早稲田大学 商学部教授)
「野生化するイノベーションにどのように対峙するのか」
イノベーション研究の若きトップランナー清水洋氏、シュンペーター賞を受賞
(https://www.natureasia.com)
※1(講演会終了後、懇親会を予定)
※2 申込方法は、事務局までメール( jems@jems1962.org)でお願いします。