全体テーマ:複雑系科学から見た人工知能と未来
- 開催日程:2026年5月22日(金)午後
- 場 所:早稲田大学 西早稲田キャンパス(予定)
- 津田一郎先生(札幌市立大学)
- 「カオス力学を基軸にした複雑系脳科学から見た生成系AIと脳型AIの未来」
- 講演要旨:脳神経系はその神経場がカオス的であることで外部情報の伝達、保持が可能になり、さらに記憶表現や機能分化といった高次機能が可能になることが知られている。現在の生成系AIは脳のニューラルネットの一部を模した数理モデルを基盤にして、その一つの特徴を極端に拡張したモデルである。パラメーター数を超大にすることでニューラルネットに相転移が起こったと考えられる。AI研究の歴史を簡単に振り返りながら現在地点を数理科学の観点から見定める。今後のAIの発展を考えるとき、現在のアーキテクチャーを技術的に拡大していく方法とより脳神経系に近いアーキテクチャーの可能性を追求する方法がある。本講演では具体的な結果に基づいて後者の可能性を議論したい。
- 池上高志先生(東京大学)
- 「Language and Body in LLM Androide “ALTER3″」(仮)
- 講演要旨:LLM搭載アンドロイドALTER3を用い、言語が身体感覚・行動と結びつく過程を実験的に検討する。視覚・触覚・音などの入力から注意と意味を構成し、対話が行動選択を更新する循環を解析する。LLMモジュール間の相互作用における、情報統合(相乗・冗長)指標を用いて、ALTERに創発する自己について議論する。
- 問い合わせ
- 日本電子材料技術協会 事務局 email : jems[at]jems1962.org